私が肩を落としていると…


「あ……!祐輔!!」

ぇ・・・?


修二くんが私の後ろに走っていくと、祐輔がタバコをくわえてフロアーの入り口に立っていた。


祐輔・・・来てたんだ!!




「お前大丈夫だった!?マスコミに見つからなかったか?」

「うん。裏口から来たから…大丈夫・・」


「…そっか。ところで祐輔・・この騒ぎなんだけど……」

「・・知ってる。さっきあっちで蓮斗から聞いた…」


祐輔はそう言って、吸いかけのタバコをその辺にあった灰皿で消した。





「修二…」

「ん?」

「そこに集まってるホスト全員に伝えて…。辞めたきゃ辞めろって・・」

「え!?おい、ちょっと祐輔!!」


―――!

祐輔はそう言い残し、その場から立ち去ってしまった。




「待って、祐輔っ!」

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