・・・す、すごい…!


少し歩き店が見えて来た頃‥
店の前には数台のカメラ、2、3人のリポーター…それと、野次馬が集まっていた。



なにこの騒ぎ・・
まるでお祭りじゃん!


私は人をかき分け、こっそりと裏口から店へ入った。

私が女だったせいか、誰も私に気づくことはなかった…






「あ…!ノン子!!」

「華ちゃん!」


店へ入ると、華ちゃんがすぐに私に気づき近づいて来る。



「ゴメン、遅くなった?」

「ううん、いいのよ。それより…大変なことになったわ‥」

「……何??」


ドキッと胸が震える。
何かいやな予感が、私の脳裏をよぎった。



「…これ・・・」

「・・・・?」


華ちゃんが渡して来たのは携帯。



「携帯…?」

「‥画面、見てみて……」


私は渡された携帯を見た。





………な、なにこれ・・!?

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