“――♪―♪♪”


すると、俺の携帯が鳴った。



「はい…」

『あ‥もしもし祐輔?テレビ観てるか??』


電話の相手は修二からだった。



「…ああ‥今観たとこ。なんだよ・・ニュースになるなんて聞いてねぇぞ…」


こんな時に限ってタバコがない。
余計に心が落ち着かない…



『だよな。まぁ、うちの店は知名度が高すぎる…お前は雑誌とかテレビでも注目されてるだろ?』

「・・・・」


ふとテレビを観ると…俺が以前出演したテレビ番組や、雑誌の写真が映っていた。




『どうする…?こんな悪いイメージ世間に知られたら、これから店はつぶれるぞ…』

「・・マジやってくれるなレオ」



頭を抱える俺。

すると希が、後ろから心配そうに背中をさすってくれる。

俺は小さく笑い、少しでも希の心配を半減しようとする。

.