「あ…あのさ・・祐……」

「帰るぞ〜」

「へ……?」


私の腕を引っ張り、スタスタと事務所を出て行く祐輔。


なんなの〜?せっかく話しようと思ったのに……

早く謝りたいのにさ・・・


祐輔は早歩きで私の腕を引っ張り、駐車場へ来ると…自分の車へ乗り込んだ。





シュ―――…


シートベルトを締め、ハンドルを握る祐輔。

そして、なれた手つきで車を走らせた…。



「‥今日は疲れたから・・ホテルに泊まるぞ…」

「え?ホテルって……どこの??」

「そこ。」


―――!

あっという間に着いたホテル。
祐輔はささっと駐車場に車を停め、フロントでカギをもらった。



私‥さりげなくホテルって初めて(汗)

ちょっと緊張なんですけど…





ドキドキしながらエレベーターに乗り、部屋に入った私と祐輔。

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