でも、祐輔のやり方は正解だったね。

もし私が…レオくんの異変のこと知らされてたら、とても普通にはしていられなかった。

確かに、レオくんにちょっと違和感はあったけど…私が知らなかった分、レオくんは早く捕まったのかもしれない……



「昨日‥私とレオが、家に遊びに行ったでしょ?あれも祐ちゃんに頼まれて、わざとレオを連れて行ったのよ…“希の前でのレオの行動を見て欲しい”って言われてね。」

「そうだったんだ…」


私全然知らなかったよ…




「…だけど、祐ちゃんがさすがに希がかわいそうだからって‥真由ちゃんにお願いして、ノン子のそばにいてくれるように頼んだみたいよ…」

「えっ!?そうなの!!?」

「うんっ。レオのこと調べつつ、あんたのこと心配してたみたい…祐ちゃんが戻ってきたらちゃんと仲直りしなさいよ‥」


華ちゃんはそう言って、タバコに火をつけた。





ちゃんと‥祐輔に守られてた・・・

離れて寂しかったけど…
祐輔は私を守ってくれてたんだ・・・

やっぱり…祐輔にはかなわないな・・・



目頭がカッと熱くなる…

私はそのまま必要なこと以外はしゃべらず、じっと祐輔を待った。

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