「年頃になった頃…俺は姉に対して兄弟以上の感情を持った。姉のこと、本気で愛してた・・・」


レオくん・・




「だけど…姉は俺の気持ちには答えてくれず、好きなヤツができたとかぬかしやがって………ソイツの名前を聞いたら・・」


レオくんは、祐輔をじろっと見つめる。




「…ソイツの名前は・・代表。アンタだったんだよ。姉は当時ホストクラブにハマっちまってな……当時はまだ、代表も駆け出しのホストだったと思うけど‥姉は中でも代表を本気で好きになったみたいだぜ…」

―――!!


レオくんの発言に、みんな驚いている…。



「…姉は好きになったアンタに、大量の金を貢いだ。当時OLだった姉は、そこまで稼ぎはなかった。当然、借金まみれになり…最後には・・・」


ま、まさか………









「………最後には、自殺した。家で首をつって・・死んだ…」


・・・・!


レオくんの目には、うっすら涙がにじんでいた。

.