ゴクリと唾を飲む私。




ガンッ!!


―――!!!!


すると、ものすごい勢いでゴミ捨て場の裏口のドアが開いた。



………何!?


「警察だ!その子から離れなさい!!」


数人の私服の警察官が、警察手帳を見せながらレオくんに言った。


けけ、警察っ!!?

私がわけがわからないまま、ただオロオロするしかない…。




「チッ、んだよっ」

「きゃ!」


するとレオくんは、私の手を掴み裏口から逃げようとした。

警察達は、慌ててレオくんを囲むような体制をとる。
だけど間に合いそうにない…




コワイ…!どうしたらいいの……!!


ドンっ!!

「痛ッ」


するとレオくんが誰かに押され、よろけそうになる。

顔を上げるとそこには…

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