レオくんに腕を掴まれながら、睨まれる私。



「あんた一体何者!?ここ最近おかしいよっ!!!」

「…おかしい?」


ピクリと眉を上げるレオくん。



「おかしいよっ!いきなり家に来たり…私に変なこと言って帰ったり…今だって、こんなことして・・一体なにが目的!!?」

「…目的ねぇ〜」


クスクスと笑うレオくん。

アブナいオーラがモヤモヤと出ているのが一瞬でわかる。





「もう言っちゃおうかな〜♪俺の正・体★★」

「しょ…正体?」

「そ♪正体♪♪」

「正体って……い、一体・・・・・」


…なんなの・・・?



私が戸惑っていると、レオくんは私の腕から手を離し、私の耳元に近づいて来た。

そして…








「俺・・・本当は・・」

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