「ふぅ…」


へなへなと力が抜ける。



「ノン子どうしたの?汗びっしょりよ??」

「え?…あ、ああ本当だ!ちょっと暑くって‥暖房かけすぎかな??」


私は暖房の温度を下げ、冷めてしまった紅茶をいれなおした。

いれたばかりの紅茶を一口飲むと、さっきまでの恐怖は消え、ホッとした気持ちになる…





「…華ちゃん久しぶりだネ!私ずっと華ちゃんに会いたかったよ♪」


やっと普通に話すことができた私。



「本当よっ!ノン子ったら、いきなり店に来なくなるから…私すんごい心配しちゃったわ〜」

「あはは〜」


華ちゃんと話すと落ち着く。




「祐ちゃんと…喧嘩でもしたの?」

「―――!」


華ちゃんは、心配そうに私を見つめて言った。

やっぱり華ちゃん、鋭いな…。

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