本当訳わかんないこの人…



「希ちゃんがまだ代表のこと好きなら…、ボクは一層キミを自分のものにしたい気持ちが強くなる。より燃えるってことだネ♪」

「………」


レオくんは、嬉しそうだった。

怖い。怖すぎる…。
私、どうしたらっ・・・・




「…どんなに時間がかかっても、ボクは希ちゃんを自分のものにしてみせる。」

「―――!!」


レオくんの手が、こっちにスッとのびてくる。



「やっ…やめ!」

「お待たせ〜♪」


すると、タイミングよく華ちゃんがキッチンから出てきた。
電話が終わったみたい…。

レオくんは小さく舌打ちをして、すぐに手を引っ込める。


た…助かった・・・本当怖い。


私の心臓はバクバクと激しく動き、震えはさっきよりも増していた。




「じゃあ、ボクそろそろ帰るよ♪」

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