「きゃはは〜」


華ちゃんと笑いあう希。

俺とレオは、そんな希をぼーっと見つめている。



…希のヤツ。悩んでるみたいだったけど、俺に言ってくる気配ねぇな…

勘違いだったか？？





「…希ちゃん。なんか悩んでるみたいですよ……」

「――！？」


レオがポツリとつぶやく。

俺は突然のレオの発言に驚き、むせそうになった。




「……悩み？」

「ええ。代表のことで・・」


――俺のこと！？

さらに驚く俺。



「希ちゃん。代表が人気者で忙しいから……自分は時々、惨めな気持ちになるみたいです。自分はおいていかれてるような‥そんな気持ちに・・」

「………。」


言葉を返せない俺。



「仕方がないことかもしれないですけどね。ただボクは憧れてる遊さんと、その彼女には…いつも幸せでいてほしいから‥希ちゃんは代表に悩みを打ち明けられないみたいだったんで、こうやって代表に伝えることにしました。…あっ！ボクが言ったって、希ちゃんには内緒ですよ〜」

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