「……うん。」


俺は荷物を仕事部屋へ置き、バスルームへと向かった。

風呂場へと入ると、風呂場は隅々までキレイになっていて…まるでホテルみたいな雰囲気。

…今日、家事頑張ったんだ。


お疲れさん。




俺は浴槽へ浸かり、手足を目一杯伸ばす。

疲れが一気に取れていく感覚が、たまらなく気持ちいい…


ああ〜極楽♪



俺は風呂場の天井を見つめた。




……希のヤツ。

最近ちょっと変だな。


アイツ‥明るく振る舞ってるつもりだろうけど、悩んでんのが見え見え。

…なんかあったのかな?


俺はお湯を顔にかけ、「ハァ〜」と息を吐く。





…俺から聞いてやった方がいいかな?
でもそれじゃあ、アイツの為にならないかも……


俺はいつかの希の元カレの顔を思い出す。

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