ギュルルル〜


「・・・・」


腹の虫が鳴る。



…とりあえず帰ろ。
腹をいっぱいにして、風呂に入って、希の顔見りゃあ疲れなんて飛ぶよ。

俺は荷物を持ち、事務所をあとにして家へ帰宅した。








……………
…………
……



「ただいま〜」


家に着き、玄関で靴を脱ぐ俺。




「おかえり〜」


リビングから走ってくる希。

グレーのパーカーにスウェットを履き、髪をひとつに縛っていた。



「ただいま。」


俺は希の頬に軽くキスをする。





「ご飯食べるでしょ〜?それともお風呂先の方がいい??」

「…悪りい、風呂先でいい?」

「いいよ♪沸いてるから入ってきなよ!その間に、ご飯したくしとくねッ」

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