「……まぁね〜。期待されてないつったら、ウソになるかなぁ・・」

「…ですよね。」


ため息をつく蓮斗。



俺は男だし、蓮斗の気持ちは痛い程わかる…

ここ最近は‥蓮斗が店のリーダーになり、下っ端たちをまとめてきた。

突然のレオの登場に、焦っちまってんだよな‥‥





「蓮斗は今じゃ俺にとっていなくちゃならねぇ存在だよ。仕事できるし、下っ端たちの面倒はみてくれるしよ…」


俺は続けた。



「レオもいくら売上はよくても、お前の後輩なんだから…先輩として温かく見守ってくれよ。お前もレオも、店にとっちゃ必要な人間なんだからさっ」

「……ハイっ」


俺がそう言うと、蓮斗は少し元気を取り戻し…笑っていた。

俺は一安心して蓮斗を見送り、また事務所へ戻って来る。





「……フ――‥」


口からタバコの煙を出す。

…さすがに今日は疲れたな。もう歳か……(汗)?


なにげなく携帯を開く。

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