「………ん??」

「希さん…やっぱり笑った方がカワイイですね♪」


え!!!!!///
何を急にッッ///////




レオくんはクスクスと笑いながらクルッと前を向き、駅の方に歩いて行ってしまった。


…最近の子はほめるのが上手だなぁ(汗)

一応私のが年上なんだから、やられないようによう〜とッ


私は心でそうつぶやき、祐輔がいるスタジオへ戻った。




カレンダー撮影は順調に進み、去年よりもいい出来に祐輔はかなり満足していた。


より惨めな気持ちが増した私。

でもそんなこと祐輔には言えなかった…

祐輔は私を救ってくれた。


地獄から天国へ導いてくれた王子様に、“今の私は惨め”なんて言えない。

私は幸せでなければいけない…


祐輔が私をお姫様にしてくれたんだから・・・





いや…私は幸せだよ。

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