声がした席に目をやると、そこにはレオくんとお客さんの女性が楽しそうに笑っていた。



レオくんイイ感じじゃんっ♪

初の接客であそこまでしゃべれたらたいしたもんだ!

みんな案外しゃべれないで終わっちゃう感じなのに…


その後もレオくんはお客さんを自分のペースへ持っていき、なんとそのお客さんはレオくんに高いお酒をオーダーしてくれた(驚)

お客さんは、レオくんの王子様スマイルや母性をくすぐられる雰囲気に、やられてしまっている…そんな感じがした。










……………
………



「レオくんすごかったよ〜♪なんか才能を感じちゃった!」


仕事を終え家に帰宅したあと、話題はやはりレオくん。

私はレオくんの接客ぶりを、祐輔に事細かく報告した。





「珍しくイイ奴が入ったな♪最近不景気で、売り上げがちょっと下がってたから…正直助かるよ・・」


祐輔がホッとしたように言った。



「だよねッ!レオくんは期待できそうだよ♪これから頑張ってもらわないとねッ」

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