俺はどこか安心していた……

このままだと、修二は一生恋愛できないかもと思ってたから…





「希も寝ちまってるんだ。俺はまだ仕事が残ってて、もうちょっと頑張るよ…」

『かわいそ〜!んじゃ、俺は早く帰って真由と一緒に寝るわ♪』


嫌みたらしく言う修二。

いっぺん死ねや(怒)





「じゃ、また今度〜」


心無い声で言う(笑)



『ああ♪希ちゃんによろしくなッ』

「ハイハイ…」


俺は携帯をそっと耳から離し、電話を切った。






ピ―――――ッ!!


「……おっと!」


ちょうどやかんのお湯が沸き、急いでコンロを消す。

そして棚からカップを出して、ホットコーヒーを作った。






「……フー‥あっち!!」

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