俺は吸いかけのタバコを隣にあった灰皿へ捨てると、ベンチから立ち上がった。







「……これから彼女になる子。」


照れくさい言葉‥

菜々枝の顔は見れない…






「‥そっか♪あの子はきっと私なんかより全然いい女だよ」

「…知ってるよ(汗)」

「あはは〜」


きゃっきゃと笑う菜々枝。






『――‥まもなく〜○○線に電車がまいります』


―――!


電車のアナウンスがかかる。





「・・・・・」

「・・・・・」


お互い無言だ…



別れの時が来た・・

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