「……最後に‥どうしても修二に会って謝りたかった。どうしても…それだけが心残りだった・・」

「・・・」


「ごめんね、最後まで勝手で……私本当に修二に甘えっぱなしだね・・・」

「もうなれたよ‥」


俺がそう言うと、菜々枝は「はは」と笑った。








「さてとっ・・・」


ベンチから立ち上がる菜々枝。





「いいところでお邪魔させちゃったみたいだから、私は早めに帰ろう〜子ども託児所に預けっぱなしだし〜」


菜々枝はそう言ってクルッとこっちを向き、見透かしたような顔をした。






「…さっき一緒にいた子・・・彼女?」


―――!





菜々枝は少しニヤニヤしてる…

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