恋愛なんて傷つくだけだ。

本気で好きになるから苦しい…



俺はホスト・・


本気で恋愛してる暇なんかねぇんだよ…






俺はバカみてぇに仕事に打ち込んだ。

祐輔の相棒的な地位も手に入れ、ホスト界の知名度もアップ。




これでいいんだ。

これでこそ、いいんだ……









「‥ハァ………」


駅まで走ってきた俺。

荒れる息を整えながらも、駅のホームへ走る。








『―――○○線、ドアが閉まります‥』

――――!


ホームへの階段を駆け上がり、電車が閉まる寸前……






「菜々枝っ!!!」



電車の中から、菜々枝の姿が見えた。

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