【修二side】



「ハァハァ‥」


俺は今、ひたすら走っている。





真由、サンキュ。


お前のおかげで前に進めたよ…



本当ダメだな、俺・・超ダセェよ。





「‥ハァハァ」


さっきの場所へ来たけど、もう菜々枝の姿はなかった。




俺は何も考えず、とりあえず駅の方へ走り出す。







菜々枝・・・


どこだよ……






俺は走りながらも、

懐かしい菜々枝との記憶を思い出していた。

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