「いただきます。」


「いただきます!」


「いたーきましゅっ。」





俺に続いて手を合わせた紗衣を見習い、鈴も慌ててコップを置き手を合わせる。





朝から微笑ましい光景。





家族っていいなぁと何度思っただろうか………。





結婚なんてまだ先だと思ってたし、結婚出来るかどうかもわからなかった。





美味しいねーと顔を見合わせて食べる娘達。





俺の娘達は本当に可愛い。





父親になってよかったと思う日々。





「ぱぱぁ、おててとまってましゅよぉ。」


「どうしたの?」


「どうもしないよ。いい天気だなぁって思ってたんだよ。」


「おひしゃまー。くもしゃーん。」

「そうだね、おひさま出てるね。」




呂律が回ってないが、随分言葉を覚えた鈴。