｢紗衣、鈴、ぱぱとお風呂に入っておいでー。｣


｢やー!ままとはいゆのっ。｣





章菜の足にしがみつく鈴は家に着いてからずっとベッタリで離れようともしない。





｢じゃあ、みんなで入ろうね。｣


｢うんっ。｣


｢もうちょっとで終るから、鈴はパジャマの準備出来る?｣


｢できゆっ!｣





晩飯を食べ終わり、食器を洗う章菜から離れ笑顔で頷くとパタパタと子供部屋に駆けて行った。





｢俺は章菜と2人で入りたいんだけど?｣


｢もうっ、手が滑っちゃうでしょ。朔夜も準備して来て。｣





後ろから手を伸ばし、腰に抱きつけば怒られてしまった。





触れたくて、離れたくなくて、めちゃくちゃにしたくて仕方がない。





｢ままぁー。｣


｢はーい。お風呂入ろうね。紗衣もおいで。｣


｢うんっ。ぱぱもお風呂入ろう?｣

｢そうだね。｣