「いいんですか!?」


多部ちゃんがアイチを見ると、彼女は大きく頷いた。


「全然いいよ」


「よし、決まり!いつにしよっか」


駆と多部ちゃんの約束はどんどん進んでいく。


と、言うのにアイチは嫌な顔1つしない。


自分のファンクラブに入っていた多部ちゃんのことを信頼しているからこそ、なんだろうか。


結局、最初から最後まで、アイチは嫌な顔1つ見せなかった。