そして夜。
和『智美~
お風呂先入りなよ』
智『うん』
するとあたしの携帯がなった。
智『もしもし』
親『お前は一体
どこにいるんだ!!
早く帰ってきなさい!』
智『やだ』
親『ふざけるな!
こっちは心配してやってんだぞ』
智『誰も心配してくださいなんて
一言もいってない!
大したことしてないくせに
親ぶらないでよ!!
もうほっといて!』
そう言ってあたしは
一方的に電話を切った。
和『大丈夫なの?』
智『多分』
和『全部聞こえてた…
ちゃんと話した方が
いいんじゃない?』
智『ほんとに
ほっといていいの…』
和『だったらいいけど…
お風呂行ってきな♪』
智『うん』
和『下着類はカゴに
入れといてね。
洗濯するから。』
智『ありがとう』
あたしはお風呂に入った。
上がるときれいに
洗濯された下着と
柔らかいタオルと
和也のスエットが
置いてあった。
スエットを着たとき
全身が和也に
包まれたような
気分になった。