心『皆帰ろ！』
亮『心待って！！！』
心『え？////…亮……』
亮『別れて…じゃあな』
心『え。やだ。なんで！？』
亮『性格ブスやから』
心『………』
亮『それに』
心『智美でしょ？
知ってる。
亮があたしと付き合う前に
智美に告白してた
こともずっと智美が
好きだったのも
全部全部知ってた！！』
亮『…』
心『だから…
だから智美が憎かった！
だからわざと
山下くんを諦めさしたりした！
でも智美は二宮くんと
付き合ってめちゃめちゃ
愛されてて
羨ましかったの！！』
智『…心』
心『智美は可愛いから
なにしても怒られなかったし
皆に愛させてた。
あたしは頑張って
辛いときもずっと笑って
なのに皆は
智美智美ってあたしなんか
一切相手にしなくて』
智『それは違う！！』
心『…え？』
智『あたしの方が
羨ましかった。
人見知りで無口で無表情な
あたしはいつしか
クールとか言われて
勝手にキャラ決められて
それに比べて心は
昔から明るくて
ムードメーカーで
ずっと憧れてた！！
それに…
親友だと思ってた！！！』
心『………
だから？』
智『!!』
心『だから何？
あたしは…あんたなんか知らない』
和『おい！』
亮『心！』
心『行こ…』
そうして女の子たちは
帰っていった。
この一件があり
今回の修学旅行は
最後の１日が最悪の１日に
なってしまった。
