急いで制服に着替える。




…にしても嫌な夢みたなぁ。


なんか朝からすごく憂鬱な気分。




制服のリボンを留め、カバンを持って階段をかけ降りる。


私の部屋は2階で下はリビングになっている。



お母さんはもう仕事に行ったみたいだ。


リビングには誰もいない。


キッチンにあった食パンを一枚袋から出して半分だけ食べた。


急がなきゃ!


電車に間に合わない!!


階段を降りる音がしてシイがリビングのドアから顔を出した。


「行ってらっしゃい。」


「いってきます!」




勢いよくドアを開け、私は駅まで走った。