先生に家の前まで送ってもらった。

「先生、ありがとね」

「おう、気にするなよ」

「はぁ～い」

「それと、明日は無理して学校くるなよ?
今日は片桐がお前を探していたから良かったけど…
何があるかわからねぇからな」

真面目な顔をして話す先生

その横顔を思わず見つめていた

「ん?
どした…?」

「あ…
ううん。なんでもない。」

「なんだよぉ～」

先生はよくわからない。

だって、

ツンツンしてきたり、

急に甘えてきたり…

それでも先生が愛しく思えるのが自分でも不思議なくらいだ


ふと、先生の携帯が鳴る

先生は携帯の表示を見て少し顔を歪める

「…?
先生、どうしたの??」

「…っえ?
あぁ、なんでもないよ」

先生は無理して優しく笑っていた