「なんか…骨折してるなんてウソみたい」

「本当だよな~…
俺さ、今まで生きてきた中で骨折しているのに気付いていない人初めてみた」

先生の車が停めてある駐車場の隅で先生は笑った

「わ、笑わないでよ!!」

「わりぃ、わりぃ」

「…絶対悪いと思っていないでしょ?」

「おう♪」

私はむーっと膨れて先生を見ていた

「さー、笑ったところでお前を家に送るか」

「…え?」

「いや、
…え?」

「送ってくれるの??」

「だって、お前それじゃ帰れないだろ」

「…あ、そっか。」