「よっ。」

私は体が宙に浮く

世間でいうお姫様だっこっていうやつ

「なんか恥ずかしいね」

「俺、触ってるとこセクハラになんないかな?」

確かに、先生の手は私の傷を心配してか左手は上の方

右手は下の方。

「触られてる私の身にもなってよ」

心臓の音が聞えないよう必死に祈る

「てか、お前が喋ると息が耳にかかる」

少し照れてる先生

「仕方ないって」

先生が照れるから、私も照れる

「俺、いま超ドキドキしてる~」

そういい助手席に私を座らせた

「わ、私だって!!!」

「そうだよな~
彼氏いないからな~」

「一言余計!!」

「あははは」

少し嬉しそうな先生

その笑顔、やっぱり好き

恋をした日から今日まで

感じたことはただ1つ



何があってもこの恋は忘れない