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―――――


バタン

ダンテはユイの部屋を出ていく所だった


「陛下」


「…ロキか」



少し後ろにいたのはロキだった。


「またユイ樣のお部屋に?」



「ぁあ…つい来てしまうんだ」


ダンテは仕度をするために自分の部屋の方へと歩いていく


ロキも後を追う



「つい…ですか?」


「気になるんだ、なぜだか心がユイに向くんだ」


ダンテは照れ臭そうに笑う
その笑顔にロキは顔をしかめた


…陛下…


「つい可愛かったからキスまでしてしまったし…俺らしくない…ロキ?」


「陛下…恋をしているのですか?」



ダンテはロキの悲しげな顔に言葉を止めた


ロキもロッドを強く握りしめていた