「大臣たちがうるさいんだ…それがなきゃ来るんだが」


「……そうなの」


プイと素っ気なく言うユイにダンテは少しため息混じりにユイの耳元で言った


「また穴埋めするから…拗ねないでくれよ…寂しいじゃないかユイ」

そして頬にキスをした


ユイは仕方なくコクンと頷き、ダンテは安堵したように笑う


その光景をみたビビとルールーは顔を見合せ、喜んでいた


「じぁ…またあとで」


ダンテは笑みを浮かべながら部屋を出ていく


「ユイ樣!陛下の恋人になりましたの!?」


「陛下のあの笑顔!!みたことないわ」



ユイは恋人の言葉にドキッとして慌てて我にかえる


―2人の前でキスを…
恥ずかしい!!