「私は…解らない…記憶がないからかな…」


少し寂しそうな顔をダンテに向けた


ダンテも直ぐにその顔に気づいた


「悲しい顔を余りするな…こっちまで悲しくなるほら。」


「つ、冷たい~!!」


ダンテはユイを明るくさせようと噴水の水をユイにかけた


「陛下~やりましたね!!」


「わっ!!仕返しはダメだ!!」


ユイもダンテに仕返しとばかりに水しぶきをかける


自然にその場に笑顔が沸く


「ぁーあ…ビショビショ」

「私もだ…まぁたまにはいいか」


ユイはダンテのお陰ですこし元気を取り戻した


「陛下も笑うんですね!!」


「なんだ!?知らなかったのか!?ユイ…私は人間だぞ?」