使用人の人が温かいお茶を出してくれた

それを一口すすりながらユイは思い出した事を全て話した


ダンテはまた曇った顔をした


「私を誰かがスクルドと…言いました。しかも娘…とも」


ガロ(長老)は黙って最後まで聞いていた


「やはり…女神樣でしたか…一目でただならぬ気配がしましたぞ」


ニコッと笑うガロだが内心は複雑だった

――やはり…時が近いかの…


「しばし待たれよ…」


ヒュイっと手を回りの本だなにむけて手招きをした


どこからかカタカタ…と音がしてヒュイとまた手をかざしていた


「本が…飛んできた!?」


ユイは初めての光景に目を疑った