―キィ…


「お待ちしていましていましたよ?陛下とパロ(神官)ロキ。」


「ガロ(長老)樣お久し振りです」


ロキが深々とお辞儀をした


ガロ(長老)は来るのがわかっていたかのように扉を開けた



「そちらが…」


「ユイと言います。」


「ホッホッ、美しいですなぁ!期待いじょうですぞ」


長い髭を手で撫でながら笑っていた


身長はあまり高くはない長老は気品に溢れていた

何でも解る
そう思わせるような身振り


「なかで話せるか?ガロ(長老)」


「ホッホッ、どうぞ陛下」


柔らかい笑いで
中へと招待された