「えっ!!恥ずかしい…」


ユイは真っ赤にしてダンテからすこし離れた


「素晴らしぃ身なりですわ!!私たちも満足です」


ユイは瞳と同じ色の刺繍が入ったスレンダーなドレスを着て、髪を緩めに巻き上げていた


ダンテは今まで女性には苦労していなかったが、これは手に入らないと一瞬だけ思うほどだった


「花の香りがするな…香水をつけたのか?」


「香水?何もつけてないですけど…」


――花の香りで酔いそうだ…


「では陛下行きましょう。彼女をエスコートしてくださいね」


ロキは見惚れていた陛下に言った