ロキは唯の手をとり澄みきった水の中へと導いた


「冷たい…」

「神聖な場所です…水の力が強いため冷たいんですよ?」



唯の体は半分までつかった


けどロキは…


「浮いている…凄い…」


水の中には沈まず、ポンと水を弾きながら水面をあるっていた


ダンテは静かに入口の辺りに立っていた


「さぁ…行きますよ?深呼吸をしてください」


肺一杯に空気をいれ心を落ち着かせた


ロキはロッドを水面に叩きつけ波を水脈を立たせた


「我が名はロキ…汝の名を記されよ…」


もう一度水面を叩きつけた