「慣れないパーティーですから仕方ありませんわ!

休ませてあげたらいかがでしょう…」


いかにも気遣う素振りのマリア


ダンテに然り気無く腕を組美しく見上げる


「そうか…

大丈夫だろうか…様子を見に…「ダンテ様!」


慌てて思考を遮る
行かれては立場がない


「こんな遅くに女性のお部屋に行くのは賛成出来ませんわ、

また明日にでも…」


「ああ…そうだな。」


マリアの心は歪む
ダンテに行かせないようにあらゆる思考を巡らせて


…行かせないわよ…
明日だって、絶対に


美しい女性の曲がった嫉妬はユイに牙を向く