「さぁカナもいきましょ?」


マリアはカナに手招きをする


「カナ…鞄に瓶があります…それを忘れずに持ってきなさい…」


マリアの側に来たカナは耳打ちをされる


鋭い目をさせるマリア


「か…かしこまりました…」



カナはその瓶がなんなのかわかっていた



――マリア様は…媚薬を陛下に…?


カナはダンテの側にいくマリアの背中を心配そうに見つめていた


怪しく笑うマリアにダンテは気づきもしなかった



波乱になる歓迎会

カナは背筋がゾクッとした