その後2人は軽く会話をして名残惜しくダンテは部屋を出ていった


――――――
――――


「マリア様…もうじき陛下がお迎えにいらしますが…」


「わかったわ。」


客室でまつマリア
側近のカナはせわそわしていた


「落ち着きなさい。私は大丈夫よ」


「ですが…」


「何がなんでもダンテ様は渡さない…」


ハンカチを握りしめて睨むような目付きで今にも開きそうなドアをみていた



コンコンコン…


「はい」


軽く叩かれたドア


カナがゆっくりと空ける


「お待ちしておりました。陛下」


カナは足を折りお辞儀をする


「やぁマリア。支度はできたか?」


「ええ。陛下」



美しく、華やかに、笑うマリア


その笑みには何かがかくれている