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「陛下!!陛下!!」


大臣が必死にダンテを追いかける


「陛下!!お待ちを!!」


「ふぅ…なんだ!?」



ダンテは足を止める


「陛下にはお慕いしている方がいらっしゃるのですか!?」


「ああ」


二つ返事のダンテを見て大臣は目を丸くする


「一体…」


「ユイだ」


「ユイ様!?あの娘ですか!?」


大臣は目を泳がせて困っていた


「何か言いたいのか?大臣」


「姫ではない娘が…后にはできませぬ…隣国にバカにされますぞ!?」


大臣は袖で汗をふき、陛下を見る


「関係ない!!誰にも文句は言わせない」


「へ、陛下!!お待ちを!!」



ダンテはスタスタと前を歩いていく


向かう先はユイの所