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コンコンコン…

「ひつれいいたします。」


広い客室に2人の女性


「遅れて申し訳ありません…マリア姫樣」


「ぃいえ…陛下はお忙しい方だと知っておりますわ。多少の遅刻など問題ありません」


キレイな赤色のドレスをまとうマリア姫

気品高く、すきとうるような声で返す


「すまない…マリア姫」


「まぁ…ダンテ樣に誤ってもらうことはないですわ!!お気にせず」


マリアはダンテを見るなり顔を赤くして嬉しそうに笑う



「そうか…長い距離はつかれたろう、ゆっくりするがいい」


「はい…」


見とれてしまう顔にうっとりとして、マリアは紅茶をすする