なに!?


なにこれ!?


自分自身の反応が信じられず、コーラをストローで一気飲みする。


炭酸がツンと鼻にきて、涙が出た。


「おぉ、泣くほど好きか?」


ちゃかしてくる律に、「違う!!」と、全否定をする。


律はそんな私の背中を叩き、「S王子のキスに落ちない女はいないのよ。まぁ、しっかり……食われてきな!」


食われて……!!?


ギョっと目を見開く私を尻目に、律はガハハハハと、豪快に笑ったのだった――。