この温度差が怖くなり、私は「やめて!!」と叫んだ。


「やだ、やだよこんなの」


大丈夫って、なにがよ。


我慢なんてできないよ。


カタカタと小刻みに震える私にすぐるの動きが止まった。


そのまま、倒れこむようにして私を抱きしめる。


「碧、泣くな」


「そんなこと、言われてもっ……」


こんなのが愛情表現だなんて、信じない。


信じたくない。