「碧……」


すぐるがバラを一本取って、それを私の髪にカンザシのようにさしてくれた。。


そして、キスをした……。


やわらかくて、暖かくて、とても幸せな、キス――。


私はもうしばらくすぐるの胸に身を預けていたかったけど、すぐるが私の体を離した。


「これ以上くっついてたら、やべぇ」


「……え?」


「先にパーティーするぞ」


そう言うと、すぐるは音楽を流し始めた。


クリスマスソングだ。