☆☆☆
3人が笑いあっていたのは、ほんの数時間前。
病院の廊下には、イチゴ飴を持ったすぐるがベンチに座っていた。
隣には、泣きじゃくる清子さんの姿。
外はもう真っ暗で、花火の音が遠くから聞こえてくる。
『ここからでも花火は見えるぞ』
すぐるは自分の言葉を思い出し、ギュッと下唇をかみ締めた。
3人が笑いあっていたのは、ほんの数時間前。
病院の廊下には、イチゴ飴を持ったすぐるがベンチに座っていた。
隣には、泣きじゃくる清子さんの姿。
外はもう真っ暗で、花火の音が遠くから聞こえてくる。
『ここからでも花火は見えるぞ』
すぐるは自分の言葉を思い出し、ギュッと下唇をかみ締めた。