「碧」


「え?」


「俺が、碧をどう思ってるか知りたいか?」


「うん……」


うなずく私に、すぐるは大きなため息を吐き出した。


「俺が、好きでもない女を恋人にするとでも思ったか?」


え?


だって……。


「好きでもない女を保健室に連れ込んで、キスすると思うのか?」


「だって、すぐる……。色々噂があるみたいだしっ!」


っていうか、怖いよ。


そんな、にらまないでよ。