真っ白な天井が、まるで今の自分のようだった。


家に帰って、ベッドに寝頃がって、もう何時間もこうしている。


そろそろ親が帰ってくる時間なのに、起き上がることもできない。


『すぐるにとってあなたが特別なワケじゃないわ。勘違いしないであげてね?』


清子さんの言葉。


『碧、完全にS王子に惚れちゃってるじゃん』


律の言葉。


『清子のこと、責めないでやってほしいんだ』


すぐるの言葉。