「ごめん。偶然見つけてさ」
だからって、普通拾う?
私は、先輩をにらみつける。
冷たいか風が、2人の間に流れて行った。
「自己紹介が遅れたね。俺は、滝野誠。君は、山本碧ちゃんだよね? 制服のポケットに生徒手帳も一緒に入ってた」
そういわれて、一緒に捨ててしまったことを思い出す。
もしかして、それで拾ってくれたの……?
「実はさ……」
誠先輩の表情が、少しだけ寂しそうにかげる。
「こういうの、俺前にも見たんだよね……」
だからって、普通拾う?
私は、先輩をにらみつける。
冷たいか風が、2人の間に流れて行った。
「自己紹介が遅れたね。俺は、滝野誠。君は、山本碧ちゃんだよね? 制服のポケットに生徒手帳も一緒に入ってた」
そういわれて、一緒に捨ててしまったことを思い出す。
もしかして、それで拾ってくれたの……?
「実はさ……」
誠先輩の表情が、少しだけ寂しそうにかげる。
「こういうの、俺前にも見たんだよね……」