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私へのいやがらせがエスカレートするのに、時間はかからなかった。


一番最初の、ゴミ箱の事件があってから、ほんの3日後。


新しい事件が、起こった。


「うわ……」


ゴミ箱の中身を確認した時と同様に、言葉を失う律と私。


目の前には、切り刻まれた制服が入った、ロッカー。


言うまでもなく、私の制服だ。


体育の授業中にやられたらしい。


「長浜弥生」


律の呟きに、私は「へ?」と聞き返す。